東芝、上場廃止へ 74年の株式取引に幕

12月20日、共同社の報道によると、東芝20日東京証券取引所への上場を廃止し、1949年以来、戦後74年にわたる上場企業の歴史に幕を引く。長引く経営の混乱から抜け出すため、国内投資ファンド日本産業パートナーズ(JIP)による買収を受け入れた。

上場最後の取引となった19日、東芝株の終値は4590円(約228元)。東芝は「長年にわたり温かいご支援を賜りましたことを心より感謝申し上げます」と述べ、「長期にわたる経営の混乱から脱却するため、東芝は私募股権基金日本産業合作伙伴』を中心とする公開買付け案を受け入れた。東芝は新しい株主と共に未来に向けて重要な一歩を踏み出し、再建に努めるでしょう」と述べた。

共同社によれば、東芝2015年に財務不正問題が発覚し、その後も業績が8年にわたり低迷している。2017年、東芝は巨額の損失に見舞われ、財務状況を改善するために同年、複数の外国のファンドの出資を受け入れたが、経営方針などで対立と混乱の状態に陥った。